三木町氷上(旧香川県氷上村)出身の鎌倉芳太郎氏(1898.10.19~1983.8.3)
22歳の時に美術教師として赴任した沖縄で、琉球文化の保存と継承に大きく貢献し
生涯沖縄の文化のみならず、芸術、民族、建築等様々な分野で功績をあげられた方です。
今年は芳太郎氏の没後40年ということもあり
令和5年9月24日、三木町文化交流プラザ・小ホールにおいて
「首里城を3度救った三木町出身の鎌倉芳太郎」と銘打った
シンポジュウムが開催されました。
当日は
沖縄県立芸術大学名誉教授・名桜大学大学院教授 波照間永吉氏による
基調講演「鎌倉芳太郎の琉球文化研究」
<芳太郎氏の琉球紅型(びんがた)の色見本(実物)>
パネリスト
元香川県文化会館館長 菅原良弘氏
三木町長 伊藤良春氏
三木町教育委員会教育長 森正彦氏
コーディネーター
高松大学・高松短期大学学長 佃昌道氏
らによるパネルディスカッションと進み、
参加した会場の中には、鎌倉芳太郎氏という名前は知っていても
その功績は知らないという人も多く、改めてその偉業に驚かされたようでした。
そしてこのことを三木町民、香川県民、また沖縄の方々にも広く知ってもらいたいという
気持ちになった方も少なくなく、熱のこもった画期的な質疑応答が繰り広げられ
皆熱心に聞き入っているようでした。
<鎌倉芳太郎氏が撮影した首里城> <同じく円覚寺>
令和8年には、新しい首里城が完成します。
是非、鎌倉芳太郎氏が必至に守った美しい首里城を見てみたいものです。