「テクスパン工法」とは、プレキャストアーチカルバート工法のことで
現場打ちのカルバート(暗渠)ではなく、工場から出荷された製品を現場で組み立てる施工方法です。
テクスパンは、アーチ型構造物を頂上部と地面との設置部の3カ所で部材を結合していく作業のため
コストと工期が大幅に短縮でき、環境にもやさしいメリットがあります。
このトンネル様のものは幅13m、高さ6mで、
最終的には長さ47mを超える巨大な構造物となります。
こうした特注の大きな左右1対の曲線部材を
交互に架設していくことを繰り返す作業のために、
特殊技術を持った熟練工が細心の注意を払って施工していかなければならず
かなり高度で緻密な手法で緊張の連続です。
弊社では、造園業の中でもやや異質な工事と思われる
「ボックスカルバート」や大型店舗や造成地での「耐震性貯水槽」などの据付工事を
この方面で類を見ないと言われる経験豊かな社員が、日々専門で施工しております。
この工事の完成後は、テクスパンは幹線道路の下に埋まってしまいますので、
緑豊かな周辺の環境と調和した現在の美しいアーチ曲線は、今だけのレアな風景となります。