あじさいの剪定

 

あじさいが美しい季節になり

あちこちの庭や道路脇、公園に

様々な種類のアジサイが咲き誇っています。

 

さて、今回はアジサイの剪定についてのお話を・・・

 

アジサイは他の花のように「散る」ことがなく

咲く時期を終えてもカサカサになった茶色の花が

いつまでも枝についています。

 

しかし、私たちが花と思っているカラフルな部分は

実は花ではなくガクの部分で

上の2枚目の写真にあるガクの中心部分に

小さく見えているのが本物の開花した花なのです。

(ちなみに、1枚目と3枚目はつぼみの状態です)

 

この、「本当の花」が開いてガクの部分の

色が褪せてきた時が花が終った状態なので

その時がアジサイの剪定適時となります。

 

おおむね7月には花が終るため

きれいでもったいないと思うかもしれませんが

そこは思い切って7月中には剪定を終えるようにください。

 

なぜなら、アジサイの花は、

今年伸びた枝の付け根に花芽をつけ

2年越しで花が咲くからなのです。

 

秋に翌年の花芽が形成されるアジサイは

剪定が遅れるとその花芽を切ってしまうことになり

翌年の花は咲かなくなってしまうため

必ず時期をはずさず剪定しましょう。

 

また、咲き終えた花を枝にいつまでも残すと

次の花のために蓄えられるはずの養分が

そこに費やされてしまうことになるため

剪定時にまだきれいな花は切り花にして

テーブルや玄関などに生け

来年のきれいな花を期待しながら

美しい花を楽しみましょう。